中庭と吹抜けで家族が繋がる住まい
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大成住建は、洗練されたデザインと暮らしやすさを兼ね備えた設計に力を注ぎます。ありきたりな家では満足できないこだわり派におすすめしたいのが、外を閉じて内に開く中庭のある家。個性的でありながらも「明るさ」「開放感」「安心感」「癒し」など、生活するうえで欠かせない要素を中庭が満たしてくれます。
せっかく庭があるのに、道路に面した立地のために目線が気になって、結局カーテンやブラインドを一日中閉めたまま…。これではもったいないですよね。「外からの目線を気にせずに窓辺を開放して、室内と庭が連続した開放感を思う存分楽しみたい」。そんな暮らしをかなえてくれるのが中庭の存在です。中庭は狭小住宅にも適していると考えられ、近年注目を集めています。
中庭の特徴1
家の中で北側に配置した部屋は日当たりが悪く、どうしても暗くなりがちです。また住宅密集地に家を建てる場合は、立地条件によって十分な採光の確保が難しくなることも考えられます。中庭があれば、開口部を容易に設けやすくなるため、日差しをたっぷりと各部屋に取り込むことが可能です。また開口部が増えることで明るさと同時に開放感も得られ、視線が抜けてどこにいても家族の気配が感じられます。空気の入れ替えや風通しもスムーズ。わずかな時間でも窓を開放すると、家じゅうの空気が循環します。
中庭の特徴2
お子様やペットを外で遊ばせたい時、道路に面している庭の場合はうっかり飛び出してしまわないかと心配です。また外部からの視線も気になり、簡単に侵入できることも不安要素。建物で囲われた中庭なら、開放的でありながらプライバシーが保たれて安心です。家族だけの空間として気兼ねなくBBQを楽しんだり、水遊びをしたり、読書を楽しんだりと、さまざまな用途に活用できます。LDKと中庭が繋がっていれば家事をしながらお子様の様子を見守ることもできます。
中庭の特徴3
採光や通風などのメリットに加え、部屋の中からふと中庭を眺めた時に、視界に入る植栽の緑に心が癒されます。何気ない日々の暮らしに安らぎと潤いを与えてくれる中庭はとっておきの場所といえるでしょう。また外部との一体感が得られる開放感は、空をより身近に感じさせてくれます。雲の動きや赤く染まる夕焼け空、月の満ち欠けなど、時間の経過や季節の移ろいをさり気なく伝え、日常の中に自然の豊かさをもたらします。
中庭は大きく分けて3つのタイプがあります。土地や予算の条件等も考慮しつつ、どのタイプが自分たちの暮らしに合うのか、それぞれの特徴を知ることが大切です。
庭を四方から取り囲むように建てるロの字型。屋外からの目線が気にならず、プライバシーがしっかり守られる間取りです。家の中央に中庭を配置して、ぐるりと回遊できる動線がつくれます。家の中心から採光や通風が得られ、閉塞感がなくなるのもうれしいポイントです。
中庭が一面だけ外に開くコの字型。プライバシーを適度に守りながら中庭から採光を取り込むことができ、くつろぎの空間が生まれます。外に面する部屋が多くなるため、日当たりを確保しやすく、また実際の面積よりも広く感じやすくなることが特徴です。
L字型に配置された建物に接する中庭は、ロの字やコの字型と比較して中庭に面する部屋の数が少なくなりますが、中庭の開放性は向上します。また、近隣とのプライバシーに配慮することで、限られた敷地面積も効果的に利用できます。
明るく風通しのよい開放感と、プライベート空間を守る開放感を兼ね備えた中庭。閉じているのに開放感が得られ、屋外なのに室内の延長にあって、家族同士のプライバシーを尊重しつつ、お互いの様子が見えやすい。そんな相反する関係性を緩やかに取り持つのが中庭の役割と言えます。離れの趣味スペースや二世帯住宅ならそれぞれの居住空間の間に中庭を設けることで、程よい距離感を保ちながら、お互いの家族の気配を感じることができるでしょう。
気兼ねなく過ごせる中庭は、工夫次第でさまざまな楽しみ方が可能です。芝生や植物を植えて豊かな緑を楽しんだり、ガーデンファニチャーを置いてセカンドリビングのように家族で過ごすのもいいでしょう。室内の床材と中庭の素材を合わせたなら、空間が連続するような開放感が得られ、バスルームと隣接させれば、バスコートのように利用することも。趣味を楽しんでもよし、リモートワークに利用するもよし、多目的スペースとして活躍が期待できます。
中庭のお手入れや掃除は大変?
中庭は風の吹きだまりになるため、定期的なお手入れや掃除が必要です。特に部屋から目に付きやすいので、雑草などはこまめに除去したいものです。ほかにもウッドデッキや排水溝の掃除など、思いのほかメンテナンスに手が掛かります。
断熱性能が気になるのですが?
中庭があると窓が多くなる分、熱が逃げてしまい、住宅の断熱性能が落ちてしまう可能性があります。夏や冬の冷暖房効率が悪くなり、光熱費がやや高くなるかもしれません。そのため窓まわりの断熱性を高める工夫が必要です。
居住スペースが狭くならないか心配
限りのある敷地の中に建物と中庭をつくることになるので、居住スペースが狭くなるのは避けられません。リビング空間や個室などに十分なスペースを取れない場合は、暮らしづらさを感じてしまうことも。中庭を検討する際は、まず居住スペースを優先して考えるべきです。
憧れの中庭のある暮らしの事例をご紹介。気になる間取りやデザイン、中庭での過ごし方など魅力あふれる施工事例の中から、合う思わず参考にしたくなるようなあなたの理想的な住まいを見つけてみましょう。